世辞ではなく、口先だけでない顔は笑顔。彼女のために死ねるならと、幸福過ぎてーー今にも死ねそうだ。 「でも……」 瑞希に勝てない誉は、ない知恵を使う。 「瑞希さん、後ろ!」 と、誉がいきなり指さすものだから、後ろーーカーテンかかる窓を見たわけだが。 「誉、何も……」 いないとは、前を向いても言えた。 「私が降ります!」 と言う宣言は確定事項。 誉が、ベッドから落ちていた。