「なんて言うことは死んでもあり得ない、むしろ死にたくなる事実だからね。――どう?びっくりしてひゃっくり止まったかな」
ひゃっくりの治療法が一つのびっくり治療。
おどけたように笑う瑞希だが、誉は硬直したままだった。
七秒感覚で出ていたひゃっくりは十秒経っても出ないが、誉は一分ほど声も出さずに。
「ほ、ほま――」
「うわああああんっ!」
堰を切ったかのように号泣した。
「なっ」
「み、みずきさっ、きらっ、きらわれたーっ、せ、せんせいに、とられ、うわあんっ!」
「まっ、最後まで話を聞いて!そんなことはあり得ないって……っ」
とまでは聞いていない誉は、ひたすらに泣いてみせた。
あげく、瑞希に嫌われたからと自身の首を絞めようとするのだから、抱き締め制止させる。


