「ひゃっくり止まるまで、息を止めます!」 「百回ひゃっくり前に死ぬからやめようか」 誉のことだ、きっとそうなると上がった手を下げさせる。 「ひくんっ。――うぅ、ひゃっくりで死んじゃうだなんて」 「泣かないでいいから」 ここまで先生の言うことを信じる誉に、胸が痛む思いとなる。 ――俺以外の奴の言うことを信じるだなんて。 「誉」 名を呼び、こちらを見る誉と目をかち合わせる。 「実は俺、誉よりも先生の方が好きなんだ」 「――」