「誉。俺以外の奴が言うことなんか信じちゃいけないよ」 「ひくんっ」 「他の奴らは誉を騙す。純粋で何でも信じやすい君に嘘をつき、それを真に受けてあたふたする君を見ては笑う最低な奴らばかりだ」 「ひくんっ」 「俺は誉に嘘をつかない。愛しているからこそ、君の前では誠実で――」 「ひくんっ」 「……、まずはひゃっくりを止めようか」 真面目な愛語りも、ひゃっくりの合いの手で気が抜けてしまう。 ひゃっくりの治療法を頭で検索する瑞希だが、誉とて治療法を知っているらしく手を上げた。