「う、うぅ……ひくんっ」
「止まらないな……」
涙目誉をあやしつつ、さてどうしたものかと考える。
「ど、どうしましょう、瑞希さん……!百回ひゃっくりしたら、死んでしまいますっ。先生が言っていました!」
「あの怪力ババア……」
誉に変なことを吹き込んでと、密かに怒りマークを浮かべる瑞希であった。
「誉、ひゃっくりを百回やったところで死ぬことなんかないよ」
「瑞希さんは、百回やったことあるんですか?」
「いや、それはないけど」
「先生は言っていました。百回ひゃっくりしたから、親戚の一人が亡くなってしまったと」
「もしもし。誉に嘘を吹き込むな、舌を切り刻むぞ」
先生の携帯電話の留守録に怒りをぶつけて落ち着く瑞希。
誉の肩に手を置き、口を開く。


