【油断大敵】 二人の休日が重なった日、三時のおやつにホットケーキを焼いた。 シロップたっぷりの巨大ホットケーキを二人で分け合い食べている時のことであった。 「はい、誉」 「あーん」 ホットケーキをあむあむする誉が、悲鳴を上げた。 何事だと瑞希が驚くのも無理ない。てっきり喉に詰まったのかと、リンゴジュースを飲ませてみたが、また更なる悲鳴。 優雅なおやつタイムに襲った悲劇。今にも気絶しそうな誉は、瑞希の体を抱きしめ。 「歯が、痛いですぅ……」 悲劇の名を口にした。