「誉めてくださいっ」
頑張りましたっ、といきなりアピールをする誉。
何をと聞かずとも、誉がこう言うなら決まって。
「俺のために、何かしてくれたんだね」
いい子いい子と彼女が望むように誉めてみせる。
「えへへー。瑞希さんは、私が守るんです」
「俺が言いたい言葉だなぁ」
「背と背を預けあえる仲ですね!」
「また変なことを覚えて……」
語弊招く言い方に訂正を入れたいが、彼女が満足げに微笑むならば水をさしたくない。
「帰ったらお風呂にしようか」
「二人で?」
「互いにびしょびしょだし」
「ぬれぬれです」
「そうだね。風呂上がりの一杯も買ってきたから、準備万端だよ」
「瑞希さんとおんなじ身長になりたいので、百杯飲みますっ」
「お腹壊しちゃうよ」


