ヤンヤンデレデレ



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朝から、周りの視線が痛い。


昨日の件、『あの九条』に告白した『身の程知らず』とした好奇な眼差しをあずみは行く先々で浴びていた。


朝は肩身狭い思いをしていたあずみだが、それも九条の顔を見ればどこ吹く風。


「おはよう」


「おはようございますっ!」


と、九条の方から挨拶をしてくるものだから、舞い上がってしまう。


挨拶ついでに、昨日の件を聞こうと思うが、『誰にも知られたくないことだろう』とあずみは時と場所を選ぶことにした。


九条主任には、彼女がいる。とても束縛が激しい彼女が。


そんな事実を知るのは、百貨店内で自分だけでないかと、秘密を共有したようで誰にも知られたくはなくなる。


呼び出すことも考えたが、今は仕事中。プライベートと仕事は分けるもの――『出来る女』として、やっているつもりのあずみは、昼休みにまた屋上に行こうと考えた。