膝から力がなくなったか、へたり込む美菜。日が当たり、熱された剥き出しのコンクリートでも構わず、座り込む。
鼻水をすすりながら、顔はあげられないくせして、目の前にある瑞希の膝を叩く手は落ちることを知らない。
「い、今はああしてるけど、倒れた時は真っ青、でぇ……っ、息もしてなく、てっ、ほんと、ダメかと……なのに、先生は……!」
深夜に院から抜け出した子供を追いかけたせいだった。とんだ悪ガキ、それでも先生は意識を失う間際まで。
「子供の心配しちゃうんだっ。私がいなくなったら、って!そんな先生に、よくもあんなことを……!」


