「誉、な、泣かないで!つぅ、おい、ババア!誉が泣くだろうがっ!」
「なら、『ボクが悪かったです、もうしません。みんな許してください。そうしてボクは、先生の言うことを何でも聞くお利口さんになります』って、院のみんなの前で言うことね」
「誰がっ!」
「誉ちゃーん、先生が抱っこしてあげるからおいでー」
「言うっ、言うから!誉に触るな!」
指をくわえることが出来たら噛み千切るほどの光景なんぞ見たくない瑞希が落ちた瞬間でもあった。
ある程度の高さまで下げられたが、受け身取れずに尻餅をつく形で落下する。
「だっこー」
そこにすかさず誉がのし掛かってきたものだから、呻いてしまうも、誉が泣かずに良かったと瑞希は安堵したようだった。


