―― 以来、瑞希と誉は四六時中一緒にいた。 小さな誉を瑞希が世話する形としても、それ以上に瑞希は誉の傍から離れなかった。 過保護な保護者、転じて、過保護な恋人。そんな二人の関係性が浮き彫りになったのは、瑞希が誉と二人だけで住みたいと言ったからだ。 小学四年にして院を出たい。しかもか、五歳の子を連れて。そんな申し出が通るわけもないが、誉をこんな人が大勢いる場所にいさせたくない瑞希は行動に出る。 寝る誉を背負い無理にでも出ていこうとする。――右手に、バッドを持って。