ヤンヤンデレデレ



「泣いたらグレるの?」


「なくときは、ムシつぶすんだけど、センセイに『こうやれば、すっきりする』っておそわったの。ただしいグレかた」


雑草をむしるだなんて、善良なグレ方だった。放置された花壇も、誉のグレで綺麗に開拓されるだろう。


虫を潰すだなんて女の子がやることじゃないと先生が教えた図は想像しやすい。


「すっきりする?」


「ちょっと。だからもっとグレるっ」


永久に続くであろう草むしり。誉の涙は引かなかった。


鼻水も出てきたため、途中途中で鼻をすすり、手で拭う。手から土が移り、茶色くなった顔。土が水分に張り付くため、より汚ならしい。


無視しても良かったが、『小さい子には優しく』との教えがある先生に知れたら面倒かと、瑞希はハンカチでその顔を拭こうとした。