「ば、離せっ」 体が持ち上がる。あわや宙吊りの絶体絶命なる前に。 「体重30キロってとこね。ええと、砲丸の重さが7キロぐらいで、世界記録が23mとなれば……瑞希ちゃーん、あそこまで投げれば、一応世界記録かしらー?」 「更新したいなら公式に則ってや――」 田んぼの真ん中に投げ捨てられた忘れられない思い出となった。