多分、また会えない時間を重ねるだろう。 いや、もしかするとすぐに会えるかもしれない。 「じゃあ」 小さな声でそう言って、 一瞬いた、俺の腕の中からいなくなった。 「リョウくんっ」 ナツメは、リョウの名前を呼んだ。 リョウはあわてて返事をした。 唖然としていたに違いない。 「ん、ん?」 「私、当分は日本にいようかな」 「え?」 「リョウくん」