私は少しだけ中庭のステージの方を見た。 「南央の事をちょっと利用して…お前に近づいた。 …嫌なことしたよな。」 そんなことない!! 叫びたいのを我慢した。 最初は、脅されるのかと思ったけど…。 でも、翔龍くんは優しくて…、 南央の事も大事にしてくれて…。 私はいつの間にか、 そんな翔龍くんを好きになったんだよ!!