翔龍くんが…本当に私のことを好きとは限らないし…。 「奏芽…伝えなきゃ、伝わらないんだよ?」 伝わらない…か…。 「今度の文化祭、頑張りなよ!!」 そう言うと、彩華ちゃんは屋上を離れていった。 一人残された私は…。 授業に出る気にもなれず、屋上でサボることにした。