俺の真子をたぶらかしやがって……



「あの、洸、聞いてる?」




見つけ次第、始末しよう。



うん、そうしよう。



「もうっ!洸!!聞いてよ!」



「あ?」



頭の中で着々とそのツンデレ男の暗殺計画が繰り広げられてる中、真子の声が耳に届いた。




「洸、前から思ってたんだけど、今はっきり言うよ」



なんだ……?




「洸はあたしの家族みたいなもんだけど……」



あぁ、そうだな。



俺と真子は家族も同然……