「早かったな」



リビングに行くと、ソファーに座ってテレビを見ている洸。



「何か飲む?」



「えっと……」



「ワインもあるんだけど、真子にはまだ早いからな。真子はアップルジュース飲むか?」



「洸も同じ年でしょ?ワインはダメ!」



「わかってるって」



ソファーから立ち上がり、洸は冷蔵庫に向かう。



「はい、真子はそこに座ってて。今飲み物持ってくるから」



「あっ、自分で……」



「いいから座ってて」



「うん……」



おとなしくソファーに座る。