「えっ、あっ!うん!!」 ヤバいっ! 自分の世界に入り込んでた!! 「俺が適当に何かとって来るから、真子は座ってて」 「で、でも……」 「真子の好みは把握してるから心配するなって」 し、心配とかじゃなくて…… そう言って、席を立ってケーキを並べられているテーブルに行ってしまった洸。 そういうことじゃないんだけど…… はぁ―…… 全然ダメじゃん…… せっかくの初デートなのに。 洸がせっかく準備してくれた初デートなのに、一人でモヤモヤしちゃって…… ダメだな―……あたし。