それで俺は思った。
料亭で見合いをする時に、断ってやろうと。
婚約者って奴にNOと伝えるつもりだった。
別に世間体なんてあまり気にしていなかったし、好きでも無い奴と婚約者になれるかって話だ。
……なのに、その時来た女が、アイツだった。
吉川陽菜。
俺のクラスメート。
アイツが入ってきた瞬間、俺の計画は意図も簡単に崩れ去った。
というか、その計画自体どうでもよくなった。
好きな奴と、婚約者になれるって言うんだ。
だれがそれを直々にぶち壊すか。
当然びっくりしたしあせった。
けれど、焦りと反面、嬉しさもあったんだ…

