【悠夜side】
「……はぁ…」
小さなため息がこの新しい自分の部屋に響く。
俺はベットに横たわったまま、ボーっとこの部屋を見渡していた。
黒いベットに、全体的にモノクロで統一された部屋。
統一されていると言っても家具は少なく、殺風景な部屋だ。
俺は目を閉じ、昨日から起こった現状を整理しようと試みた。
俺は何故今見知らぬ家で、寝ているのか。
それは居候…というのか、同居と言うのか。
とにかく、婚約者と一緒に生活しているからだ。
その婚約者が…まさかの吉川陽菜。
最初はとにかくビビッた。
まさか、彼女が俺の婚約者になるなんて、と。

