大嫌いなアイツは婚約者!?




「変な事言わないの!」



お陰様でちょっと不安になってきた…




私のお父さんはよく海外に仕事に行ってて、あまり家に居ない。


だから真っ直ぐ帰って来いなんて初めて言われたんだ。







「あっ、翔太からメールきた」




由美は携帯の画面を見て携帯としまう。




「ごめん陽菜っ!もう行かなきゃ」



由美は慌てて校門へと向かう。




「ばいばーいっ」


「また明日ねっ!」





1人になった教室の窓から下を見ると、校門の所で由美の彼氏の翔太くんが待っていた。




私はその光景を見て少し微笑ましくなって教室から出た。