「陽菜、ごめんな、お父さん仕事が入ったんだ、これから行ってくる」 お父さんは忙しそうに腕時計を見る。 「えっ、ちょっ「そうだな、明日…か、明後日には帰ってこられると思うから、よろしくな?」 お父さんはそれだけ言い残して、私の部屋から出て行ってしまった。 私はベットの上で呆然としていると、再びドアが開く。 「悠夜くんの事は頼んだぞ」 お父さんはやっぱりそれだけ言い残して忙しそうにドアを閉めてしまった。 「…………や、やっぱり…」 私は1人、ベットの上でうな垂れる。