それから特に話す事も無く、三上を部屋まで案内して私は自室へと戻った。 部屋に着くと私は思いっ切りため息をつく。 そのままフラフラとした足取りでベットにダイブした。 枕に顔を埋める。 頭の中ではこれからの事の不安なんかがグルグルと渦を巻いているようだった。 「……どうしよう」 私は枕に顔を埋めたまま呟く。 その声は虚しくも頭の中で木霊する。 三上悠夜。 私の天敵。 学校ではいっつも意地悪ばっかりしてきて、私を見る度不機嫌になったり。 悪口だってさんざん言われたし、私の事は睨んでくるし。