「し、失礼します…」 私はお父さんの後に続いて個室へと入る。 緊張のせいで顔があげられない。 だけど少し目線をあげるとそこにはテーブルにたくさんのおいしそうな料理が並んでいた。 「わぁ」 私は小さく声をあげてそのお料理に釘付けになった。 「陽菜ちゃん」 聞いた事のある声がする。 私はゆっくりと顔を上げた。 ああ、そこには私の婚約者さんがいるんだ… 私はゆっくりと正面を向いた。 そこに座っていたのは… 「………………へっ?」