「よしっ、出来た!」
私は鏡を見ると目を輝かせた。
「わぁーすごい」
髪は短時間の割りには綺麗に巻かれて横で一つに纏められていた。
メイクも薄いのにしっかりとされていて、いつもより上品に見える。
自分でやるのとプロがやるのはこれ程までに差がつくのかと思う。
「ありがとうございましたっ」
「いいえ~!また良かったら呼んでね!」
佳代さんは満足気に私を見つめて手を振った。
私はそのままお父さんのところへ行くとお父さんの準備は出来上がっていた。
「おっ陽菜、いいじゃないか!後で佳代さんにお礼言わなきゃな」
お父さんは私を褒めて時計を見る。
「時間が無い、もう行くけどいいか?」
「うん」
玄関には靴が用意されていてそれを履いた。

