三上グループは日本の経済のトップの3,4を争うグループ。 そして私のお父さんも一応社長なんだ。 だからよくよく考えてみればおかしい事は無いんだけど… 親友…… 「それでね、陽菜ちゃん」 将也さんは笑ってコーヒーを一口飲んだ。 コーヒーカップをテーブルに置くとまた真剣な顔つきになって私を見る。 「君に、私の息子の…婚約者になって欲しいんだよ」 「………ぇ?」 私は耳を疑う、次いでに今が現実かも疑った。 取り合えず全てを疑った。