嘘つきと夏の木漏れ日



高田くんは目を少し見開き、口を開けている。


だ、ダメだ!!

完全にひかれている!!


うわぁーーー!


私の恋は呆気なく終わってしまった。


私は顔を青くしたまま後ろにたおれた。

あ、心配しないでほしい。


別に気絶したわけではないよ。


ただ、これ以上あの雰囲気でいるのが辛かっただけ。


私は少し狭くなったベンチの上で横になって、また詩集の世界にはいろうとした。


「わぁ!沙紀ちゃん!?大丈夫!?」