嘘つきと夏の木漏れ日

ん?
本当に泣いているかって?


……そんなわけないじゃない。

嘘よ、嘘。


私は演劇部に所属してるの。

とっさに泣くことなんてお茶の子さいさい。




私は泣き止んで、上目遣いで高田くんにたずねた。


「あの……。私、ここのこととかあんまり知らないし、友達とかいないの。よければ友達になってくれない?」


今は友達でいい。


友達でじゅうぶん。


とにかくそばにいたい。