バイトに行って
帰って来てビールに手をかける
動画サイトを開いてケラケラ笑いながらビールを口に運ぶ
そこでため息が出る。
また昨日とおんなじだ
確か昨日もこんな感じだったな
夜中2時
飲みかけのビールを持って立ち上がる
タバコに火をつけて加えると玄関のドアを開ける
505号室。
私の片想いの相手が住んでいる504号室の前を通って非常階段を登る
上の階は屋上だ。
どんなおしゃれな人が管理してるのか知らないけどロビーが屋上にあるような感じになってる
白いテーブルと椅子が置いてあって観葉植物が並んでる
灰皿もあるし結構広い。
でもここで住人にあった事はない
多分みんな知らないんだと思う
テーブルにビールをおいて椅子に体育座りするとiPhoneの再生ボタンを押す
流れて来たのはまたあの曲だった
音を立てずに私の頬にはまた雫が伝う
「ばかばかばかばかばか」
イケメンは性格が悪いって言うのは本当だったのか。
顔が恵まれてて性格も良かったらこんな不公平な事はないか。じゃあいいや。きっと神様の優しさだ
「いや、それ優しくないだろ」
止まらい涙で流れた水分を補給するようにまたビールを飲む
「とまんねー。」
人は顔で選ぶもんじゃねーな
一通り泣いて落ち着いたところで空を見上げる
もう明るくなっていた
またいつもと同じ一日が始まる
部屋に戻ってドアを閉める
顔を洗ってベッドに腰掛けて壁に寄りかかった


