いまきみが笑ってくれるなら


かといってわたしは
実家ぐらしだったので
実家にとめるわけにもいかず
明日は仕事なのにも関わらず
どこかに泊まるということも
親に許してもらえるはずはなかった




親に事情を説明して
お金振り込んでもらおう?




わたしがそおいうと彼は
またもや深刻そうな顔で言った。




さっきから携帯の電源を切ってる。
今日、ほんとは進級試験の追試で
それをブッチして会いに来たから
親や彼女からの連絡がすごいんだ。
けど僕は進級なんかよりも
きみに会うほうが重要だった。
例え進級できなくなるとしても
僕はきみに会うほうが大事だったから。
だからいま親に連絡できない
携帯の電源はいれれないよ。




もお、空いた口が
ふさがらなかった。




なにを考えてるのかこの人は。




進級試験よりも
あたしのことを優先しただなんて。




そんな大事な試験があるなら
そお言ってくれればよかったのに
ごめんね、またにしたのに




そお彼に告げると




僕だって今日会いたった
だって僕の愛する人が
会いたがってるのを
放っておけるわけないし
どんな用事よりも
きみに会うことより大事な
用事はないんだ




平然と彼はそんなことを言ったが
わたしは責任を感じて
ひたすら謝るのとともに彼に
親や彼女に連絡するように
必死に説得していた