最後のお別れをして、ドアノブに手をかけるあたしにゆうやは。 「本当に幸せになれるんだよな?」 そう、問いかけた。 あたしは笑顔で返すんだ。 「これ以上の幸せ、もう見つけられない!」 しんみりしたお別れは嫌だった。 また、会おうと思えばすぐに会える。 だから、せめて二人の前では笑ってさよならしたかったんだ。