ねえ。 なつき。 あたしはこの証を入れたこと。 一生後悔することなんてないんだ。 かさぶたも落ち着いて、あたしの証は完成する。 なつきは慈しむようにそれを触りながら、そのままあたしを抱き締めた。 あたしの腰に刻まれたNatsukiの文字の左下に。 一輪の薔薇。 それは、とてもとても赤く発色していた。 その意味は。 そう。 【貴方を一生愛すること】 【終】