あたしの証【完結】

「もうって、五時間経ったけど」

「え、そんな?」

「…」

「なつきのタトゥー見てたら時間あっという間だった」

「は?」

「あ、ごめん、なんかシャツの裾から少し見えてさ…。
…あたし、変な人みたいだね」

「……昔からだろ」


ふわりと笑うなつき。
あたしがずっとずっとずっと見たかったその笑顔。



「…おい」

「え?」

「何で泣いてるんだ?」



え、あたし泣いてる?




ポタポタと流れ落ちる涙は留まることなくて。
あたしはそれを止めることが出来なくって。




混乱しながら涙を拭っていたら……










あたしに奇跡が起きたんだ。