その部屋はなつきにきょうさんの休憩する場所なのか、タバコに埋もれてる灰皿や、刺青雑誌が錯乱していた。
あたしは一冊の雑誌に手を伸ばす。
それをぱらぱらめくる。
目印になる様に、なつきのページに付箋が貼ってあった。
なつきの彫った刺青は、やっぱりとても鮮やかで。
あたしはその刺青を食い入るようにずっと見つめた。
どのぐらい見てたかはわからない。
気付いたら辺りが薄暗くなってたから、軽く二時間は見てたかもしれない。
それでも、飽きることがなかった。
扉の外で会話が聞こえる。
それが終わったと同時になつきが部屋に入ってきた。



