怖かった。 ゆうやがいなくなると思ったら怖かった。 あたしの唯一無二の家族のゆうや。 それが消えること。 どんなに恐ろしいか。 あたしはまたその恐怖の闇にのめりこみそうになる。 無事だった。 無事だったけど。 ゆうやの真っ青な顔が今でも鮮明に思い浮かぶ。 バスに揺られてる間、気を紛らわそうとずっと景色を眺めていた。 色のない世界。 終点の駅前まで着いて、あたしはお金を支払いバスを降りる。 新宿駅前。