「あら、あかりちゃん帰るの?」 「…りなさん。 うん、お風呂にも入りたいし」 「……わかった。 また来るでしょ?」 「うん、来る。 すぐ来る」 「仕事もあるんだから無理はしないでね。 私しばらく休みもらったから」 「うん」 りなさんはいつだって、海みたく広い心で接してくれる。 あたしはりなさんを勝手にお姉ちゃんのように思っていた。 片手を大きく振ってさよならを告げてから、あたしは帰路につく。 バスがちょうどきて、あたしはそれに乗り込む。