あたしの証【完結】


れんからの思いがけない言葉にあたしは息を呑む。

いつだって離れないでと言っていたれん。
抱きしめて離さないと言ったれん。

そのれんが離れてって。
れんの拒絶はあたしをとことん動揺させた。
信じ切ってたものに裏切られる感覚。


あたしはまた昔みたくあかりって抱きしめてくれるもんだとばかり思ってたから。
それを信じて疑わなかったから。


だって。
貴方はいつでもあたしが一番だった。




絶句するあたしにれんは冷静に続ける。



「…俺、もうあかりのこと好きじゃない」

「嘘」

「嘘じゃない」

「嘘でしょ?れんはあたしを離さないんでしょう?」

「…もう、その約束はいいよ。
帰ってくれるかな、迷惑なんだ」

「どうして?
ケガなら治ったし、もう平気だよ?」

「もう!うんざりなんだよ!」


れんのいきなりの怒鳴り声にあたしの体はびくっとする。
れんは目を閉じて、苦しそうに。


今、あたしが振られてるのにどうしてそんなに辛そうなの…??