あたしの証【完結】

静まり返った家。
あたしの居場所なんかない家。

弟の部屋から明りが漏れていたけど、声をかけることもなく自分の部屋へ入る。



あたしは自分の部屋に入ってから鍵をかけた。
鍵は高校になってから自分でつけた。



あたしの時間を邪魔してほしくないから。
唯一あたしが自由でいられる時間。

安らげるわけではないけど、自由でいられる。



夜中のこの時間はあたしにとって貴重だった。


電話来るかな。


部屋に入って着替えることなく、あたしはベッドに倒れこむ。


携帯を見つめて。

昨日、かけられなかった番号をじっと見つめる。

まだ名前すら登録してない番号。






………。



あれ?
なつおってあたしの番号知ってたっけ?
あたし一度もかけてないし、あたし教えてないし。





これって。

あたしが電話するべき?