あたしの証【完結】

「あかり!意識取り戻したのか?よかった…」


あたしの横に来て、肩で息をするゆうやがほっと胸を撫でおろす。
りなさんはもう、声にならないのか泣いていた。



「あ、たし、何…おこったの?」

ゆっくりと言葉を紡ぐ。


「あかりは咲夜の客に刺されたんだ」

「え?」


理由は簡単。
あたしのあの気まぐれの我儘で同伴を断られたその人は。
元々れんをつけて家を知っていたから、待ち伏せしてあたしが出るのを確認して。
後ろから刺したって。


近くにいた男の人が捕まえてくれたらしい。
その時、女の人は半狂乱でおかしかったって。
警察が調べてわかったけど、薬をしていたって。



あたしはというと、思いの外、傷が深く少しでもずれてたら致命傷だったって。


…あはは。
あたし。
しぶとく…ここに生きてしまったよ。



でも、今は確かにここに生きたい理由がある。