あたしの証【完結】

翌日、まだ離れそうにないれんを無理矢理引き離してあたしは仕事へ向かおうとした。
部屋を出る時もれんは名残惜しそうで、あたしも切なくなった。

だけど、そうも言ってられないからあたしは駅まで急ぐ。



そう、ここは新宿でも人気が少ない路地。
あたし以外まばらにいるだけ。


それも酔っ払いとか、キャバ嬢とか、ホストとか。
だから、あたしみたいなのは逆に目立つ。






あたしの後ろから。


そう、突然。









奇声が聞こえたと同時に腹部に鈍い衝撃を感じる。
あたしは後ろを振り向きながら倒れていく。

全てがスローモーションに流れていく。
全部が色を無くしていく。


あたしが薄れていく意識の中で見たのは一人の女の人がナイフを持ってる姿だけ。
………あたし刺されたの?