「あかりー」
「なーに?」
「今日、ご飯何?」
「んー?今日は豚汁」
「え?だけ?」
「あはは、んなわけないじゃん。
トンカツに、ポテトサラダもあるよ!」
「まじ?めっちゃうまそう」
「うまいの!」
「ふふ、なんだその自信は」
「ふふふ」
お互い顔を見合せて笑いあった。
連鎖して笑える空気が好きだった。
「明日、同伴あるの?」
「あーあるな、なんで?」
「…仕事帰ってからちょっと一緒にいたいなって思って」
「へ」
「え。いや、うん、嘘です」
「まじで?」
「いや、嘘でいいです」
「俺、もう聞いたから明日同伴辞める」
「え!?いや、辞めて、それは辞めて」
「いや、もう決めた」
れんはもう、終始にやけっぱなしで。
あたしにも手がつけらんなかった。
れんはベランダで断りの電話をかけてた。
あたしの気まぐれで。
こんなあっさりと。
あたしが何かを求めると彼は返してくれる。



