あたしの証【完結】



何も言えず、れんをあたしはまた受け入れた。
無言であたしの体を抱くれんは。
惨めで。
滑稽で。
でも、愛しくて。

愛されることが。
こんなにも切ないだなんて。
あたしは初めて知ったよ…?



最後の試練はあたしが乗り越えるしかないのかな…?




「あかり…?」

ベッドに横になるあたしとれん。



「…俺さ、あかりがまだ前の男を好きなのわかってた」


あたしが起き上がるのをれんは制止する。
そして、れんは弱々しくあたしを見て髪の毛を撫でる。
この手が最高に好きだった。
あったかくて。



「だけど、俺はあかりを好きで離したくなくて。
毎日、あかりが呆れてるのわかってたよ。
携帯見たりして。
でも、どこかで元彼に繋がるんじゃないかって。
ごめんな」



れんはわかってたんだ。
全て。

ホストだもんね。
女の子の考えてることとか、わかるのかな。
ってか、観察力とかあるんだよね。
きっと。