あたしの証【完結】



そのままれんはあたしを抱きしめたまま、安心したのか眠りについた。
よほど精神的に参ってたのかもしれない。
起きる気配が無い。


目が覚めた時、あたしが側にいないと不安だろうからあたしはれんの寝顔をただ見つめる。



「れん」



もちろん返事はない。
でも、それでよかったの。
名前を呼んで愛しさを確認したかったの。



れんって単語を出す度にきゅうっと胸が締め付けられる。



「………あかり…」


突然名前を呼ばれてぎくっとしながられんを見る。
れんはまだすやすや寝息を立てている。



…寝言?



それがくすぐったくてあたしはつい口元が緩んでしまう。



こんな幸せで…いいんだよね?





その温かい腕に包まれながらあたしも眠りについた。