あたしの証【完結】


ベッドに仰向けに寝転んであたしとれんは手を絡めていた。
外の喧騒が少し耳障りだ。
沈黙の二人。
もう、れんから酔ってる感じはしなかった。



「あかりー…」

先に開口したのはれん。


「なあに?」

「ごめんな」

「何が?」

「いや、色々」

「意味分かんない。
なんも謝ることないじゃん」


あたしがそう言うと、れんは「…うん」と言って黙る。
それからゆっくりと口を開いた。


「…俺さ、過去に親友だと思ってたやつに略奪されたって話したじゃん?」

「うん」

「そっからまじで俺、恋愛恐怖症なのね。
毎日あかりが浮気してるんじゃないかって不安でしゃあないよ」

「うん」

「でも、気付いたんだよね」



繋いだ手に痛いぐらい力を入れながら。
れんは苦しそうにあたしに話す。



「あかり、俺のこと好きじゃないでしょ?」

「え?」