エレベーターまでどうにか到着したあたしは、ボタンを押す。 まだ一階にいたから、すぐに扉が開き、あたしはれんを連れて中に入った。 そして。 扉が閉まった途端。 れんに両頬を痛いぐらいに掴まれて奪われるようにキスをされた。 エレベーターがれんの部屋の階に到着するまでの間。 ずっと。 あたし達の唇が離れることはなかった。 お酒の匂いとタバコの匂い。 そして。 れんの匂い。 むせ返る様な蒸気の中、あたしはれんをただ受け入れた。