あたしの証【完結】

エレベーターが一階に着くとあたしは外まで勢いよく走った。
タクシーの側に潰れて横たわるれんと、隣に座って介抱してるゆうや。



「れん!ゆうや!」



あたしは真っ直ぐれんの元へ駆け寄る。
ゆうやは無言で無理矢理れんを立たせると、あたしに預けた。
ずしっとれんの体重が体にのしかかる。

すっごいお酒の匂いがする。
どれだけ飲んだんだろう…。



「ゆうや!ありがとう」


ゆうやは何も言わず、やる気なく手を振るとタクシーに乗り込んだ。
その横顔を見えなくなるまで見つめた。




「……あ、か…り」

「れん!?大丈夫???」

「でーーじょうぶ」

「…大丈夫じゃないよ、それ。
とにかく部屋行こう?」

「ふぁー…い」


れんの体重を支えながら歩くのはやっぱりちょっときつくて、あたしはよろけそうになりながら一歩一歩足を踏み出す。
必死に歩いてやっとエレベーターに到着する。