「今日は家に泊まってくね」 スーツに身を包むれんにあたしは言う。 れんは驚いた顔をしたけど、すぐに微笑んでくれた。 「今日は寝かさないから、寝ておけよ」 「もー!れんのバカ!」 あたしは側にあった枕をれんめがけて投げる。 れんは笑いながら受け取ると、あたしに投げ返した。 このまま。 このまま。 一生時が止まればいいのに。 でも、無情にも時は流れるんだ。