あたしの証【完結】

あたしはそっと、れんに口づけをする。
そして優しく微笑んだ。
真っ赤な顔をしたれんは俯きながらあたしの両肩を掴んだ。



「あかり…抱いていい…?」

「…うん」


あたしの衣服に滑り込む温かい手。
その手にはさっきまでの冷たさも戸惑いもなくて。
…ただただ優しくて。




あたしは久しぶりの快感に酔いしれた。








「…そろそろ俺、仕事行かなきゃ」

「あたしも明日仕事あるから帰らないと」

「……ねえ、今日泊まって行かない?」

「え?」

「俺、束縛とか強い方じゃなかったんだけど。
なんか、あかりを帰すの怖い」

「何言ってんのーー?
あたしはいなくならないよ?」

「うん、わかってんだけど。
情けねーな、俺」

「そんなことないよ」