あたしの証【完結】

「あああーうまかった!まじ満腹!」

「うふふ。それにしても今日、早いんだね」

「え?」

「ゆうや、いつももっと遅いか…」


言ってから、あたしは大変な事に気付く。



「………どう、いうこと?」


いつもは優しいさくやさんの顔つきが、段々と険しくなるのがわかる。
視線が痛い。


「いや、えと」

「ゆうやさんがなんで出てくるの?
もっと遅いって、それって…?」



やばい。
言い訳が全く思いつかない。


真っ白な頭で考えようとしても、浮かぶはずもなく。
あたしは黙ってしまった。


「ゆうやさんは友達、じゃないの?」

「友達…だよ」

「じゃあ、なんでゆうやさんの帰る時間とか把握してるような口ぶりなの?」

「それは…」


問い詰めるような口調にあたしはどもってしまう。
どうしよう。
何も言えない。


「…俺って何?」

「え?」

「あかりちゃんにとって俺って何?」


何って…?
それって。


「今日、家に来てくれるようなことって誰にでもしてるの?」

「ちがっ!そんなこと誰にでもしない!」

「…じゃあ、きちんと説明して」



大きく溜息をつくさくやさん。


もう。
逃げられない。
あたしは意を決して話し出した。